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松屋銀座:竹の篭、籐のバッグと南部の箒(6/1~7)

【竹の篭、籐のバッグと南部の箒】
2011年6月1日〜7日(最終日閉場17時)
松屋7階遊びのギャラリー 10時〜20時


密かに準備していた展示会。
松屋銀座7階遊びのギャラリー。松屋ファンには馴染みの深い場所ですが
2月に場所を変えてバージョンアップされています。
こちらで竹の久保一幸さんを中心とした夏らしい展示会が開催されます。

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久保一幸さん。
大分で修行後、東京で美しい竹篭を作り続けています。
竹は組み方の基本が数種類で、そのアレンジはとても難しいですが
久保さんは独自の形を編み出しています。
そしてかたちはもちろんですが、竹のヒゴ、一本一本を丁寧に作業しているからこそ
仕上がりも美しいのです。
OZONEの「おいしいめんとうつわ展(2000年)」にこの波ござ目の篭が
出て来たときの驚きは今でも忘れられません。


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南部箒の高倉工芸さん。
先日、九戸の工房に行ってきました。
ご自分でほうきもろこしを栽培して箒を製作されています。
今頃が種まき。南部箒独特の「縮れ」はこの土地だからこそ出来ます。
そしてこの縮れが、力を入れずに、つまり布を痛めずに塵やほこりを
落とせる重要な点です。


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籐のバッグの大橋郁子さん。
大好きな作家さんです。
籐=ラタンは実はあまり好きな素材ではなかったのですが、大橋さんは
上手く染めを生かして、従来の籐のイメージを変える、美しいバッグを
作っています。持ちやすくおしゃれで丈夫です。
黒目の色ですと年がら年中持てる働き者です。


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そして、浄法寺漆器の片口。
浄法寺漆器工芸企業組合の岩舘さんは、会社員時代からお世話に
なっています。先輩のサトウさんに「夏休みは岩手に行く」と
言ったら、いきなり電話をかけはじめ、何かと思ったら
「うちの新入社員がそっちに行くからヨロシク」と言って、
返事も聞かずに受話器を置いて「岩手に着いたら岩舘が案内するから」
と言われました。
職人さんを一日拘束しての豪華な案内。今はなき「南部炉端」という
お店で最後は〆でした。なつかしい。あれから、え???20年!

by utsuwa_cafe | 2011-05-24 08:45

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