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『わののわ』裏の目的

仙台で6/18と19に開くイベント『杜の都のうつわのチカラのわ』0回目
(通称”わののわ”)

このイベントは表向きは
「うつわが沢山割れてしまった人たちにうつわを買う楽しみを!」
ということだけれど、実は隠しテーマがある。

・他地域からも人に来てもらう事。=外の空気を入れたい。外の人に話しを聞いてもらいたい。
・仙台のギャラリ—に参加作家を知ってもらいたい。(そして、取引がはじまれば最高)

そして表向きと同じとも言えるけれどやはり
・ワガママにうつわを選ぶ自由を味わってもらいたい。
ということでしょうか。
うつわ好きは『自分の好きなうつわ』が買いたいのです。


企画側も楽しんでいます。
DMは笠間の素敵なデザイン事務所 Sproutさんにお願いしました。
(こんな素敵なデザインをされる方です)
メンバーのミウラくんは、写真家さんの協力を漕ぎ着けました。
仙台の岩井さんも仙台での広報準備をしています。

6月に入ったら、もう少し、分かりやすくお知らせできると思います。

『わののわ』へのお問い合わせは
utsuwanochikara@gmail.com(日野)まで。

_____________________

仙台まで日帰りする方に朗報。
指定席はお早めに!

JR東日本パス使用可能期間。
http://bit.ly/lEJ3G3  
6/11〜6/20と7/9〜18 の一日有効
新幹線含む対象エリアが乗り降り自由で1万円。指定も2回できる。
(事前購入品:当日販売はありません)
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by utsuwa_cafe | 2011-05-28 02:45 | わののわ

店の元気は街の元気

 日曜日、仙台に行って来た。
 メールだけのやり取りだった岩井博美さんに会うために。
 電話を掛けていなかったので声すら聞いた事がなかったのだけれど、
10時から7時まで、とても楽しく一日を過ごせた。

 まず、岩井さんが7月に開く、パンとお菓子の店
みせてもらう。ここが今回のイベントの会場となる。

 そして、仙台光原社へ。ここは岩井さんが3/11の
地震の時にいた場所。地震後はじめて行ったらしく
お店の人に、3/11にいた者である旨伝えたところ
無事を知ってほっとしていた。
(ちなみに、岩井さんはご家族がとにかく心配で
走って帰ったという。壁が落ちる建物を横目にしながら
走った事を想像すると辛くなる。その時、買ったばかりの
うつわを抱えていたそうだ)

 メディアテーク、 ギャラリ—杜間道、
益子のつくり手達が始める「ウツワノチカラ」プロジェクト会場の
晩翠画廊さん、そして岩井さんがお菓子を作っているまめ坊さん。
歩きながら、仙台が「杜の都」と呼ばれる事がよく解った。
とにかく、緑が要所要所にとても色濃い。
 歩いていたら、高級ホテルが見えた。
「友人があのホテルの37階の和食屋に勤めていて、お客様を誘導するため
和服で4往復した」と話してくれた。
余震の中で、お客様を守ったお友達に脱帽。
そして老舗のギャラリ—蒼さん。さらにぐるぐると雨の町を歩いた。

 一見すると、町は日常を取り戻したかの様に見える。
 しかし、町にまだまだ残る傷跡や余震。
 忘れたくても忘れられない壊れた風景。
 朗らかな博美さんは、その中で生活している。
 そして「うつわには力があります」と言ってくれている。

 一人でも、笑顔が増えれば、町は元気になる、と信じて、小さいけれど始めよう。
 うつわを紹介し、作家を紹介し、出来れば一人でも多くの人に来て貰い
町が元気になってくれる事を。

 仙台の町を歩き、店が開いている事が、町の元気なのだ。
 自身も店を始める博美さんは「店の元気」も気にしている。
 だから、新しいつくり手を仙台に紹介してもらい、良い風を持って来てもらい、
仙台の店に元気が欲しい、という。

こちらに出て来る大叔母様は、ブログにもある様になにも持たずに避難している。
茶道をされている大叔母様に前述のまめ坊さんは茶道の一式をくださったそうだ。

イベントでは大叔母様のお茶も頂けるかもしれない。


 6/18、19のイベントは「0号=準備号」。
 色々、試行錯誤していきたい。
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by utsuwa_cafe | 2011-05-25 04:50

うつわのチカラのわ

仙台に行ってきました!
とりいそぎ、岩井博美さんのブログを読んでください。
楽しく、そして続いて、育てるプロジェクトになりそうです。
まずは6月18日と19日に「0回目」開催。
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by utsuwa_cafe | 2011-05-25 00:31

松屋銀座:竹の篭、籐のバッグと南部の箒(6/1~7)

【竹の篭、籐のバッグと南部の箒】
2011年6月1日〜7日(最終日閉場17時)
松屋7階遊びのギャラリー 10時〜20時


密かに準備していた展示会。
松屋銀座7階遊びのギャラリー。松屋ファンには馴染みの深い場所ですが
2月に場所を変えてバージョンアップされています。
こちらで竹の久保一幸さんを中心とした夏らしい展示会が開催されます。

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久保一幸さん。
大分で修行後、東京で美しい竹篭を作り続けています。
竹は組み方の基本が数種類で、そのアレンジはとても難しいですが
久保さんは独自の形を編み出しています。
そしてかたちはもちろんですが、竹のヒゴ、一本一本を丁寧に作業しているからこそ
仕上がりも美しいのです。
OZONEの「おいしいめんとうつわ展(2000年)」にこの波ござ目の篭が
出て来たときの驚きは今でも忘れられません。


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南部箒の高倉工芸さん。
先日、九戸の工房に行ってきました。
ご自分でほうきもろこしを栽培して箒を製作されています。
今頃が種まき。南部箒独特の「縮れ」はこの土地だからこそ出来ます。
そしてこの縮れが、力を入れずに、つまり布を痛めずに塵やほこりを
落とせる重要な点です。


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籐のバッグの大橋郁子さん。
大好きな作家さんです。
籐=ラタンは実はあまり好きな素材ではなかったのですが、大橋さんは
上手く染めを生かして、従来の籐のイメージを変える、美しいバッグを
作っています。持ちやすくおしゃれで丈夫です。
黒目の色ですと年がら年中持てる働き者です。


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そして、浄法寺漆器の片口。
浄法寺漆器工芸企業組合の岩舘さんは、会社員時代からお世話に
なっています。先輩のサトウさんに「夏休みは岩手に行く」と
言ったら、いきなり電話をかけはじめ、何かと思ったら
「うちの新入社員がそっちに行くからヨロシク」と言って、
返事も聞かずに受話器を置いて「岩手に着いたら岩舘が案内するから」
と言われました。
職人さんを一日拘束しての豪華な案内。今はなき「南部炉端」という
お店で最後は〆でした。なつかしい。あれから、え???20年!
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by utsuwa_cafe | 2011-05-24 08:45

うつわのチカラつづき

 うつわのチカラの主役は仙台の岩井博美さん。
 実は、お目にかかったことも、電話でしゃべったこともない。
メールのやり取りと岩井さんのHPをさかのぼることが今の接点。
 今のインターネット時代だからできるこのやりとり。
 「仙台でのうつわのイベント」(まだ、タイトルは練ってます)は
6/18~19に決定。
 このままメールだけで当日に突入するのも可能なのかもしれないけれど
やはり顔が見たい。現場も見たい。
…ということで近々、仙台に行くことにしました。

 まだ公には声をかけていないけれど、自主的に、参加表明をしてくれたり
手伝いを買って出てくれている友人も現れ心強い。
 作り手にももちろん参加はお願いするけれど、<問屋>としては
<売り手>を応援したい。
 うまくいくかどうか解らないけれど、仙台のお店に元気になってもらう為に
仙台のお店からうつわを預かり、6/18~19のイベント会場で販売の代行をする…
という案。お店の紹介も一同に出来るし、在庫が減れば、新しい仕入も
出来て、元気になれるハズ…という非常にベタな業界的な考えです。

 仙台の事情がまったく解っていない、よそ者の意見はどう受け取られるのだろう。
 とにかく、行ってきます。
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by utsuwa_cafe | 2011-05-18 02:31 | わののわ

うつわのチカラ

 地震から2ヶ月。
 今も毎日、新聞を読んでは途方に暮れ、涙がにじみ出てくる。
結局、この2ヶ月、自分のことしかしていなかった…と
無力感に苛まれることしばしば。

 地震直後、益子の知人に連絡して、一番に言われたのは
「東京のマーケットが冷え込まない様にしてください!」。
しかし、人間の心は一筋縄では行かず、1ヶ月ぐらいはとてもとても
うつわを買う気分にはなれなかった。ギャラリーの企画展も
軒並み延期。でも、今から思い返すと、それは仕方なかったことだ。
もちろん、うつわをつくる人はうつわが売れないと生活出来ない。
問屋も売らないと生活出来ない。でも一瞬にして<生活>を奪われた
人がこれだけいることを思うと、「うつわを買うなら、募金しよう」
という気分だった。
 一ヶ月過ぎたころから、どうにか塞いだ気分が晴れて来て
元通りの生活に戻って来た気がする。
 でも、そんなかなでも常に「何かしなくていいのか?」
徒労感がいつもつきまとっていた。

 そんな中、友人のミウラくんから「仙台の友人から」とメッセージを
伝わって来た。最初は、そのお友達が使う器がないので、日々の器が
欲しい…ということかと思っていたのだけれど、直接やり取りして
いくうちに、違うことが解って来た。


借りものでも間に合わせでもない、自分専用の食器があることで
こんなにも心が癒されるのだと感じました。
友人たちも皆口をそろえて食器が割れたのがショックだと言い続けています。
どうやら、食器には特別な力があるらしい
…と最近やっと気付いたというわけです。


 うつわを生業としている人間として、こんなに嬉しいことはない。

 益子に震災後1週間ぐらいで行った時、何もしなかったけど
「生身の人間」がその現場に行く程、説得力があることはないことは解った。
顔を会わせて話す、ということは何にも増して強い。

 なので、器を生業とする(つくる人、売る人)に声をかけ、
仙台にうつわのイベントをしたい…と、今日、思った。
 お店をやっているとお店を休めない人もいるだろうけど
何人かで行けたらいいな…と思う。

 数時間前のやり取りで、勢いで書いているので、まったくの白紙。
 やり方も、日取りも、メンバーも。

 でも、やります。
 うつわのチカラを語ってくれ、背中を押してくれた、仙台のヒロミさんに感謝!


 今週末は倉敷〜姫路〜大阪で、帰りは夜行バスで帰宅。

 その間に、考えまとめよっと。
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by utsuwa_cafe | 2011-05-13 01:24 | わののわ